New York in my mind
December 30, 2025

このワッツニューはサラウェアのデザイナーが担当しているコラムですが、2025年末最後のワッツニューは映画コラム、鳥の声の担当者が久しぶり筆を取ります。
書きたい事は色々とありますが、今回はニューヨークの事。
ヨーロッパでは徐々に浸透していて、お取引様先でサラウェアのファンになられたお客様が海を超えて自由が丘のお店に訪ねて来られる事もしばしば。
そういう繋がりをアメリカにも広げていこうと、2023の秋にニューヨークに進出しました。
特にアメリカの市場をリサーチしていたわけではなく、かってビリージョエルのNewYork in my mind を聞き倒し、20年くらい前の爽やかなニューヨークを思い描いて意気揚々とマンハッタンに立ちましたが、少し空気が変わっていました。
バイデン大統領の老いが話題になり、トランプ元大統領が選挙に出るかもしれないといった話が出た頃だったと思いますが、貧富格差が広がり激しく治安が悪化していて、先行き不安から景気が減退気味というアメリカが大きな局面を迎えている事をひしひしと感じたのを覚えています。
それから2年経ち、なんとトランプ氏が大統領に返り咲き、今後のアメリカでのビジネスに不安を覚えるのと同時に、改めて思うんですよ、アメリカって滅茶苦茶広い、大きい。
ニューヨークとハワイしか知らないのにカリフォルニアの取り扱い店が増えたり、またテキサスやナッシュビル、ミネソタ.etc。取引が成立するたびにGoogle mapで調べてはその遠さにびっくりしています。
前回は憧れの地、ニューメキシコのサンタフェやサンフランシスコからのバイヤーもいらして大賑わい。
凄くイメージ通りのアメリカンでフレンドリーなバイヤーも入れば、コンサバティブで礼儀正しい方もいらっしゃる。また人種も様々だし、気候も全然違うからファッションも全然違う。国土が大きいことも再認識します。
また、こういう国で活躍する大谷翔平さんや真田広之さんのことを本当に凄いなと思うばかりです。
最初からずっとオーダーしてくれてるお店も含めて取引を継続して頂いているクライアントも増え、もう少し余裕ができたらアメリカの地方都市をバスに乗って尋ねて行きたいと思っています。
前回のニューヨークでは初めて、「どんな思いで服を作られているんですか?」という質問を受けてオロオロ。9年前に初めて海外の展示会に出る時に、英語の勉強がてら色々準備していたことはあったけど、そういう質問はなく、質問と言えば運送費、Tax、プライスの事だけで、思いというものは商品が語ってるから分かる人には分かるのだと安心していたから焦りました。
欧米の60‘s70’sの服にインスパイアして、、、、しどろもどろで答えたのですが、シーズンテーマに関しては全く伝える事ができずに青くなりました。
それでも最近は、ヨーロッパのヌーベルバーグやアメリカのニューシネマに出てくるヒロインが着ていたような日常着を目指してきた私たちの服が海を超えて欧米で少しずつ歩み始めています。
この私たちのアメリカでの歩みを支えてくれているのは、ニューヨークで夢を追う2人の若い日本人女性です。
バレエダンサーでありファッションモデル、そしてアクトレスとして売り出し中のMさん、ファッションコンテンツクリエーターを目指して色々なブランドを手伝っているHさん。
2人はフィールドは違うけど、ニューヨークという大都会で夢に向かって日々努力していて、外から来ている人間には過酷と思える場所なのに、夢をつかもうとする情熱のほうが勝っている。
若さを羨ましいなとも思うけど、素直に成功を祈りながらいつもニューヨークを後にして、羽田に降り立つと自分も20歳くらいは心が若返っているのです。
このパワフルな2人のようにサラウェアも前を向いて一歩ずつ、恐れを知らずに楽しみながら夢に向かって前進したいと思います。
今年もホームページをご覧になっていただきありがとうございます。
来年も宜しくお願いします。
セントラルパークにて
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自由ヶ丘店 03-5731-2741
